日経平均 9,637.99 円 △ 113.20 円
≪東証一部≫
売買高 21億5,453万株
売買代金 1兆5832億1700万円
値上り銘柄数 1,016 銘柄
値下り銘柄数 518 銘柄
騰落レシオ(25日) 82.45 % ▼ 0.89 %
為替 1ドル=81.03 円
本当に最後の最後の市況となりました。長いことご覧いただきまして本当にありがとうございました。
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平成24年4月13日金曜日 ピクシスリサーチ代表 清水洋介
☆ 市況概況 ☆
米国株は大幅高、為替も米ドルは円高気味でしたがユーロなどは堅調となり、中国景気鈍化懸念も薄れたことから買い先行となりました。寄り付き前に北朝鮮のミサイル発射と失敗が報道されましたが特に材料視されることもなく、先物・オプションSQ(特別清算指数)算出に絡む買いも入って大幅高の始まりとなりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)も買い越しと伝えられたこともあり、寄り付きの買いが一巡となったあとも値持ちの良い展開が続き、中国の経済指標の発表を控えて、期待が高まると上値を試す動きも見られました。実際に中国のGDP(国内総生産)も予想を若干下回ったことから嫌気する売りもあって上げ幅縮小となって前場の取引を終わりました。
昼の時間帯にはほとんど動きは見られず、下値を試すような動きが見られましたが大きく崩れることもなく、後場に入って戻りかける場面もありましたが、再度上値の重さを確認して週末の手仕舞い売りに押されました。大きく値を崩すということでもないのですが、戻りの鈍さを嫌気しては売られると言うことで指数に方向感はなく、大幅高ながらも閑散とした感じで、盛り上がりに欠ける展開となりました。最後は、週末の手仕舞いの売り買いが交錯しながらも徐々に手仕舞い売りやヘッジ売りに押される格好となり、結局大幅高水準ではあるのですが方向感なく小動きとなりました。
小型銘柄は堅調なものが多いものの、全体としては方向感はなく、指数は堅調ながらも上値も重くなりました。二部株指数、東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均にジャスダックTOP20は揃って堅調ながらも上値の重い展開となりました。先物は朝方から午前中はまとまった売り買い、持高調整のまとまった売り買いも見られましたが、中国の経済指標が発表された後はほとんどまとまった売り買いも見られず、指数を動かすこともありませんでした。
北朝鮮のミサイルもほとんど影響はなく、中国経済指標も注目された割には反応が鈍かった、というよりも反応できなかったと言うことだと思います。ただ、ここまで大きく下落となった要因も多分に持高調整の売りであった可能性が高く、業績面や金融緩和期待から底堅い堅調な展開が期待されます。日経平均の9,500円~600円水準での底堅さを確認して、今度は9,800円~900円水準の節目を目指すことになるのだと思います。